胚芽米-福島県 会津産こしひかりを使用したはいが精米を販売
福島第一食糧卸協同組合

サイトマップ
HOME商品紹介組合の紹介リンクお問合せ

HOMEはいが健康ニュース10>胚芽米教養講座10

 

胚芽米教養講座10

 

「食事と体の栄養」

女子栄養大学栄養学部長

五明紀春教授

(「平成10年3月25日、福島市民会館にて講演」をもとに編集採録)

 

第10話 ごはんと健康・長寿の関係「国際的に見た日本人の食事」

 

日本人の平均的な食事は非常に理想的なバランスであるといわれます。若い人からお年寄の方まで一億二千万人全部の平均という意味ですが、国政的にも日本人の食事を研究している人がかなりいます。というのも、この十年ほど、日本人は、男女とも世界最長の平均寿命を享受してきました。これは外国の研究者にとってたいへん興味あるところでしょう。

 それでは日本人の平均的な食事のどこがいいのか。栄養学的に大づかみしてみますと、炭水化物とたんぱく質と脂肪の摂取割合が非常に理想的であるということです。一日の摂取カロリーが1600kcalの人も2000kcalの人もいるでしょうが、エネルギーの摂り方としてたんぱく質(protein)1、脂肪(fat)2、炭水化物(carbohydrate)5、つまり、PFCエネルギー比率といいますが、日本人の平均的な食事は125になっています。これが栄養学的に見ると非常に理想的なバランスなのです。

 それに比べて、欧米社会の人たちのPFCエネルギー比率はゆがんでいて、脂肪がおお過ぎて炭水化物が非常に少ない。そこで、日本人の食事を見習って、脂肪を減らし炭水化物を増やそうと言っている訳です。炭水化物とは何かというとでんぷんです。でんぷんは言うまでもなく穀類― ご飯、パン、めん類から取られます。

 ところが、近年、日本人の若い世代の食事の取り方が変わってきて、近い将来、理想的なPFCエネルギー比率は欧米型に変わっていくだろうと懸念されています。そこで、どうしたらこれに歯止めが掛けられるか、これが栄養士指導、食事指導の非常に重要なポイントになっています。

 したがって、繰り返しになりますが、主食、主菜、副菜という一般の日本人にとって何の変哲もない食事の構成を、一つの食文化として次の世代にきちっと渡していく。これが非常に大事な事になります。

 そうすると、日本人がご飯を食べる量は、全体としていくらかずつ減ってきているけれども、主食の座をほかのものに明け渡す、あるいはその構造が変わらない限り、それはかなり強力な歯止めになるだろう。つまり、炭水化物=でんぷん=穀類をこれ以上減らさない手だての一つとして、そのような食事の仕方、食事観念が非常に大事になると思います。そういう意味で、穀類食品を普段の食生活の中に積極的に位置づける。これが栄養学の大きな課題になっていると申し上げていいと思います。 

 

 
福島第一食糧卸協同組合 福島県福島市方木田字仲田23-3 TEL.024-546-3535(代表)
Copyright 2006 daiichisyokuryouorosi kyoudoukumiai.All rights reserved