胚芽精米の特徴

胚芽精米の特徴

いらいら、けん怠感の解消にビタミンB1の働き

いらいら、けん怠感の解消にビタミンB1の働き

少年犯罪の続発は「栄養に原因がある」との説が注目されています。厚生労働省の国民栄養調査によるとビタミンB1、B2、カルシウム、鉄分などの栄養素が欠けた子が増えているといいます。その原因はでたらめな食事にあり、ビタミンが不足すると脚気(かっけ)になったり、心臓が肥大したり、脳性脚気といわれる認知症や、手足のしびれなどが起き、心のゆとりがなくなるといいます。

アメリカでビタミンB1不足の実験をしたら、2~3ヵ月もすると全員がノイローゼになり、仕事や勉強もしなくなり、いらいらしたり凶悪なヒステリー状態になったという報告があります。そこでアメリカではビタミンB1を、『道徳ビタミン』と名付けたといいます。

ビタミンB1不足の解消には、『はいが精米』が最適といわれています。
『はいが精米』の胚芽は、イネ種子の成長に必要なビタミン、ミネラルなどの微量栄養を完備し、とりわけビタミンB群とE群が濃縮パックされています。
エネルギー摂取量1,000キロカロリーにつき、ビタミンB1を0.4ミリグラム摂取する必要があるとされています。わずかの不足でも毎日続くと、注意力散漫、いらいら、けん怠感が募ったり、ひどい時は脚気になったりします。
白米は、ビタミンB1は0.3ミリグラムなので、1,000キロカロリーをすべて精白米から摂取すると、0.1ミリグラム足りません。『はいが精米』から1,000キロカロリーを摂取した場合、ビタミンB1は0.8ミリグラム摂取できます。



便秘改善には食物繊維とビタミンB群

食物繊維は、便秘の解消に大変効果があります。『はいが精米』には食物繊維が多く含まれています(白米の3倍)。胚芽精米にはビタミンB1が白米の3倍あります。ビタミンB群は、腸内細菌を増やして、その活動を活発にし、腸の働きを非常によくします。慢性の便秘を防ぐにも治すにも、便秘になりにくい食生活を毎日継続することが大切です。『はいが精米』は、食感が白米とほとんど変わらないので、毎日食べ続けることができます。食べる量は、1日1合(茶碗に軽く3杯分)程度を目安にします。



γ-アミノ酪酸、通称「ギャバ」の働き(1) 高血圧、脳卒中の予防に『GABA』

代表的な栄養素には、ビタミンやミネラルの他に、もう一つ非常に重要な栄養素があります。γ-アミノ酪酸(ガンマあみのらくさん)、通称「ギャバ」と呼ばれる成分です。ギャバはアミノ酸の一種で、人間の体内では、脳内に多く含まれています。一般にギャバは、神経伝達抑制物質として知られており、神経の高ぶりを抑えて、正常な働きに戻す役割を担っています。ギャバは血圧を劇的に下げ、しかも副作用が無いということが分かり、一躍有名になりました。
ギャバが高血圧に著しい効果を示すのは、腎臓の働きを活発にして、利尿作用(尿の出をよくする)を促し、不要な塩分を体外に排泄するからだということが分かっています。血圧を下げる効果を得るために必要な量のギャバを摂取するには、『はいが精米』1日に約1合分(茶碗に軽く3杯分)程度が目安です。高血圧や脳卒中の予防に役立ちます。



γ-アミノ酪酸、通称「ギャバ」の働き(2) ボケ、うつ病の予防に『GABA』

γ-アミノ酪酸、通称「ギャバ」の働き(2) ボケ、うつ病の予防に『GABA』

ギャバは、物忘れやボケ、うつ病などのような精神的な病気にも効果があります。ギャバは、記憶をつかさどる中枢である海馬という場所に多く含まれていますが、年を取るほど、ギャバは著しく減ってきます。アルツハイマー型認知症の患者や、精神的にパニックや不安状態にある患者の脳脊髄液を調べると、ギャバが著しく減っていることが分かっています。ギャバを食べることによって脳内のギャバの量が増え、これらの症状が改善される見込みがあります。

γ-アミノ酪酸、通称「ギャバ」の働き(3) 肝機能を正常に保つ『GABA』

γ-アミノ酪酸、通称「ギャバ」の働き(3) 肝機能を正常に保つ『GABA』

ギャバには肝機能を正常に保つ働きがあります。今のところ、まだそのしくみのすべてはわかっていませんが、一つの答えとなるのが、アルコールの分解を早める働きがあるということです。ふつう水割り1杯程度のアルコールを飲むと、4~5時間後に、そのほとんどが分解されて血液中からなくなりますが、ギャバを摂取した場合では、約3時間と、通常よりも1~2時間も早くアルコール分が消失するということが実証されています。

γ-アミノ酪酸、通称「ギャバ」の働き(4) 糖尿病の改善に『GABA』

一般に暴飲暴食を繰り返すと、糖尿病になりやすいといわれます。高カロリーの食事を取りつづけていると、たんぱく質や糖分、脂肪分を分解する酵素や、ホルモンのインスリンを分泌する膵臓の働きが追い付かなくなって、その機能が披弊してしまいます。つまり、糖尿病は、膵臓を酷使したために起こる病気といえるわけです。ギャバにはこの糖尿病を改善する様々な効果があります。一つは、ギャバがそれぞれの臓器の働きを活発にすることによって、糖分などのエネルギーの消費が促進されること。二つ目は、ギャバが膵臓の各種の酵素の分泌やその活性を高めていること。三つ目に、ギャバが血液中のコレステロールや中性脂肪を減らすことによって、結果としてブドウ糖の量も減らすことです。血糖値を下げ、一定の値にコントロールするのに有効な食品は少なく、糖尿病を改善するギャバの効果に対する期待は高まっています。


『はいが精米』の栄養成分と分布のグラフ 

胚芽には次の世代を作る豊かな栄養成分が濃縮されています。充実したお米の胚芽は水分を与えると新しい芽が出るほどの活力を持っています。福島第一食糧の『はいが精米』は、精米済みにもかかわらず、下の写真のように高い発芽力を持っています。

はいが精米

普通の精米

普通の精米

普通の精米装置で十分にとう精し、肌は白いが胚芽はまったく残っていません。

胚芽精米

胚芽精米

専用の精米機と技術で芽がとれないようにとう精し、ヌカもキレイに除いてあります。


ビタミンB1の分布


ビタミンB1の分布
ビタミンB1の分布


胚芽精米の標準成分(精白米との比較) 100g当たり

胚芽精米の標準成分(精白米との比較)

[注]上表は、五訂日本食品標準成分表による。

『はいが精米』の歴史

〈江戸時代〉

精白米が急速に普及し、「江戸患い」と呼ばれて恐れられた脚気病が猛威をふるった。

〈明治時代〉

日露戦争では、戦死者8万人余に対し、病死者2万人強の7割が脚気患者であった。

〈大正時代〉

○大正13(1924)年
脚気病の原因をビタミンB1不足だと考えた東京帝大の島園順二郎医博が、芽つき米(後の胚芽米)を主食とするよ提唱した。

〈昭和時代〉

○昭和2(1927)年
胚芽米に注目していた米屋と機械屋が、島薗先生の東京帝国大学病院中庭に精米機を持ち込んで胚芽米の加工方法を研究し始めた。

○昭和3(1928)年
政府の諮問機関が「胚芽残留の少ない食用米の販売を禁止すること」を求める主食改善案を答申し、胚芽米普及の端緒になった。

○昭和5(1930)年
横型研削式胚芽米搗精機が完成した。

○昭和7(1932)年
「脚気病は伝染病ではなく、食物の微量栄養素の欠乏による」と証明され、20年にわたる脚気論争が決着した。

〈昭和40(1965~)年代後半〉

○昭和52(1977)年
新型精米機が開発された。従来の精米機では、それぞれの米が自由に動き、米は球状に削られ、米粒頂部の胚芽が落ちる。
しかし、この胚芽精米機は米を一定方向に整列させ、棒状になるよう糠を削り取る仕組み。米を削る砥石が胚芽部分に当たることなく、胚芽を完全に残した状態で精米できる。七分つきまがいの「戦前胚芽米」とは見違えるばかりのおいしい胚芽米が完成した。

○平成2年(1990年)
小野田 中国農試室長らが、胚芽精米にギャバが含まれていることを発見しました。

○平成9年(1997年)
それまでの胚芽精米は、胚芽を残そうとするあまり、糠(ぬか)が残り、白米より食味が劣り、消費が伸びませんでした。それにコシヒカリのような味の良い米は、胚芽が残りにくく、胚芽精米には出来ないという欠点がありました。
しかし、はいが精米機の改良と精米技術の向上でコシヒカリの胚芽精米に成功し、白米同様のおいしいニュータイプの胚芽精米が誕生しました。

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